「美女」という二文字の肩書きは、風俗店においては凡庸である。
むろん私も、凡庸だと思いながら使う。
しかし現場というものは残酷で、結局この二文字が一番、早い。強い。刺さる。
つまり我々は今日も、凡庸をヌンチャクのように振り回して戦っている。
凡庸と知りつつ、凡庸を超える逸材が来るのだから世話がないというものだ。
何より私レベルの偏屈になると駆け引きなしのストレートが一番気持ち良い。
語彙が貧しい他店の風俗店員とは違うのだよ。ザクとは。
しかし、稀に凡庸を踏み台にして、二文字の天井を突き破る個体がいる。
彼女を「美女」で片づけるには、いささか乱暴な気がして居心地が悪くなる。
スポーツと同じように、ち〇ぽにもポジションというものがあるのだ。
彼女は清楚で、清潔感があり、繊細で、丁寧で、距離感すらも常に正しい。
そして音もなく気がつけば刺さってるタイプの艶を持っている。
きっとガスが止まっても微笑み、
オイルが薄まっても気づかないふりをするのだろう。
自転車操業を、電動アシストのように力強く支えてくれる。
そんな尊い存在だから「みこと」なのである。